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相談室

歯科矯正で悩んでいる方、お困りの方へ

ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、矯正治療についての相談や、他医院で治療している方の相談など、困っておられる方の相談にお答えいたします。
また、このホームページ内でご紹介している治療方法や、治療費用等々、ご相談にもお答えいたします。

  • 子どものあごを広げる矯正について

    2005/08/23 15:18 投稿者:長野県 [xxx.118.128.182]

    お忙しいところ、ご相談に乗っていただきたく、書き込みします。小1(7歳)の男児の母です。

    上の前歯が3本抜け、永久歯が2本生えたところで隙間がなくなってしまいました。
    下の前歯は4本抜け替わっていますが、左側の中央より2本目は1本目の後ろに重なって生えています。
    加えて、受け口です(現時点で)
    6歳臼歯は左下が、頭が見え始めた程度です。

    近くの小児矯正歯科で診て頂いた所、あごの発達の悪さ、あごの小ささを指摘されました。
    また、子どもがよく口を開けているのですが、これについてもあごの発達の悪さによる影響ではないかとのことです。
    このことから、あごを広げて行う矯正をすすめられました。
    また、口を閉じる訓練を矯正器具によってするとのことで、開始時期は早い方が良いとのことでした。
    しかし、ネット検索していたら、あごを広げる矯正は顎関節症になるという記述を見てしまい、不安になっています。
    顎を広げると顎関節症になるは、一概には言えないと思います。
    おそらくそれを書いた先生は、机上の理論のみで、あまり患者さんを治療していない先生ではないかと思います。
    拡大は、適切な診断の元に適切な治療を受ければ問題ないと考えます。

    小児の先生の殆どは、「顎の発達が悪い」「顎を広げなければならない」と言い、顎を側方に拡大したがりますが、何を基準に顎の発達が悪いと言っているのか、顎を広げる場合は、何処まで広げるのか、上顎だけ広げるのか、下顎も広げるのか、顎が前後に発達が悪いのになぜ前後に広げないで側方に拡大するのか、さらには、広げたことによって歯は抜かなくても入るようになるのか、等々を聞いてみてください。
    聞く事は患者の権利です。遠慮はいらないと思います。
    何ミリ広げ、その結果どうなるのかということを先生自身がわかっておらず、治療目標も何も持たずに漠然と行われている「行き当たりばったり」の治療であることが多いです。
    そのような治療は「適切な治療」ではなく「テキトウな治療」と言わざるを得ません。

    - ひろ矯正歯科 院長 -

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