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相談室

歯科矯正で悩んでいる方、お困りの方へ

ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、矯正治療についての相談や、他医院で治療している方の相談など、困っておられる方の相談にお答えいたします。
また、このホームページ内でご紹介している治療方法や、治療費用等々、ご相談にもお答えいたします。

  • 矯正開始時期について

    2005/05/05 22:37 投稿者:長野県 [xxx.74.105.147]

    7歳の女の子の母親です。
    娘は下前歯2本のみ永久歯が生え変わった状態(まっすぐには生えていません)ですが、最寄の小児矯正歯科で顎のレントゲン写真(パノラマ写真)をとったところ、顎が小さいためこれから生える永久歯の大部分が曲がって生える可能性が大であるとの診断でした。
    3ヶ月以内に拡大床装置を使用して顎を広げる治療を始めることを勧められました。治療開始後は顎の広がり具合を見ながら歯並びを修正する治療を行うスケジュールのようです。(極力抜歯をしない治療方針のようですが・・・)
    治療期間の目安は親知らずの管理終了までの予定です。
    1~2年中に転居も予定しているため、現在の居住地の当該小児矯正歯科で治療を開始すべきか迷っているところです。
    先生のアドバイスをお願いします。
    同様の悩みで相談に来られる患者さんが非常に多くいらっしゃいます。
    小児歯科の先生の治療を否定するつもりは全くありませんが、経過をみてみると、小児歯科で行われた拡大は根本的な問題解決になっておらず、全く意味のない治療であることが多いです。上顎の拡大は比較的自由に行えますが、下顎の拡大には限界があるからです。
    今、お嬢さんの拡大を行っても、将来の永久歯の矯正治療には結果的に何も意味を成さず、結果的にお金と時間の無駄となることが考えられます。

    その先生に、今、拡大を行うと将来どうなって、行わないとどうなるのかを聞いてみてください。
    極力抜歯をしたくないのは、私たち矯正専門医でも同じなのです。違うのは、拡大の適応か否か、抜歯の適応か否かの判断が正確に出来るかどうか、抜歯治療に対応出来る治療技術を持っているかどうかです。

    女の子ですと、親知らずの管理が終了するまでというと、最も早くて17~8才、遅ければ20代半ばになりますので、治療期間は10年以上になります。
    正確な事は実際に診てみないと分かりませんが、私なら、今すぐに治療を開始する事は無いと思います。

    - ひろ矯正歯科 院長 -

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